イタリア生まれの21RUPESで試験的作業

2017年2月11日 at 12:00 AM
とうとう来ました!!今もっとも個人的に気になる道具。
それはメイドINイタリア製のポリッシャーその名はRUPES

部品屋さんに聞いても聞いた事がない、何ですか?と逆に聞かれるほどでしたが、
何とかRUPESをご存知の業者さまに辿り着いて、お見積りなどを用意して頂いておりました。

この様な高額道具で海外製のメーカーとなると、ある程度の修理時も考えて、お知り合いの
業者さまを通して仕入れた方が無難です。そして業者さまから言われましたが、
”RUPES”の見積り依頼はよく来るのですが、実際購入された業者さまは居ないとの事。

ですので当店は仕入れました。(笑)

本業の磨き専門店さんなどはご存知だと思いますが、こちらのポリッシャーはダブルアクション式の物です。
当店は磨き専門店ではありませんが、ただの”好奇心、向上心”という物です。

磨き屋さんなどはさらにこちらをカスタマイズ(改造)されているショップさんもあるようですが
本来のRUPESの能力がどれほど良いのか?どうしても確認したくなった次第です。
最初から”21番”と言うロゴ入りで何となく親近感を感じますが、これは性能表記の数字です。
また専用バフ、専用コンパウンドなどもSETされておりました、まずは当店が普段使用している物と
組み合わせて確かめてみよう~~(^^)/

当店の代車 HONDA/オデッセイ)

平成16年式で(B92Pブラック)で走行距離約130.000km走行しているオデッセイ。
かなりハードな扱いをされていましたのでボディの状態はご覧の姿です。

(ウールバフで試してみます)

(当店はブラック色だろうがパール色だろうが基本シングルポリッシャーからの作業。)

研磨力抜群のシングル磨きはとてもイイのですが、やはりデメリットも出て来る訳で、
塗装に熱がこもり易く、塗装膜のダメージや、シングルポリッシャー特有のオーロラ傷などの除去作業、
またバフの種類と複数の段階踏まえたコンパウンドの複数の使用。 (作業は多々困難。。。。)

シルバー、パール系などはこの様な作業でもまだイイのですが、
濃厚色系だけはどうしてもこの手の作業で手を抜く事は出来ません。

もう少し効率的に仕上げる為にも今回のRUPESに期待しての試験的な作業に入ります。

大体はダブルギアアクション式の物から磨き作業になるのですが、正直ダブルギアアクションで磨けるの
というのが個人的な意見です。オーロラ傷は付きにくいかもしれませんが、しっかりと磨き込まなければ
本来の色合いがでないのでは?どう~~出る!RUPES君。(ワクワク)
(こちら作業は半分だけウールバフに当店使用のコンパウンド荒目の物を使用しての作業。)

RUPESを使用して思いましたが、宣伝通りに片手でも磨ける性能でした。

また予想通りにシングルポリッシャーよりも体の負担が小さく、体力も奪われません。
ルーフの磨き作業時にはより効果的な磨き仕上げが出来るのではと思いながら、
5分~10分ぐらいのペースでボンネット磨き作業 (第一工程終了)

ウールバフ一枚に荒目のコンパウンドの使用で、ここまでの完成度。 (->-)

おお!!このぐらいの仕上がりまでイイのでは??

オーロラ傷はほぼ見当たらないぐらいのレベルでしっかりと磨かれてます。

マズ、マズの仕上がり!! 

(水銀灯、蛍光灯の光の乱射が少ないです。)

13年も経っているホンダの黒色。

(施工無し)


(第一段階/施工あり)

しかしここで問題も。

コンパウンドは良しとしても、当店が使用しているバフとの相性があまり宜しくありません。

RUPESの動きにウールバフの性能が付いていけずの問題が!!

(では、RUPES専用バフを使用して、作業を再開させてみます。)

すると!RUPES専用バフではオーロラ傷は無くとも、小傷の除去能力がダウン。
うううう。オデッセイのボディ状態がMAXに悪過ぎなのかそれともここが一つの課題になるのか
ここからは様々な種類のコンパウンド、各バフを使用してはRUPESとの相性の良い道具探しの確認作業。
色々試してる最中にトヨタさんのHさんがご来店していて、この綺麗な状態で、一体何が変わっているのか
まったく分かりませんとの事。 (*。*) 

ちなみにHさんは黒色202ブラックのプリウスに乗られておりますので
今回の作業にはとても興味津々。この道具なら自分でも出来そうと見学でした。(笑)

色々と試しましたがやはり一番の研磨力あるのはシングルポリッシャーです。
しかし、その後にRUPESなどを使用して仕上げていくという形もありですね。

また、状態の良い物であれば、RUPESで始まり、RUPESで終わるという作業もありです。

水銀灯もこのレベルまで見える様になればOKでしょう~~

(ちなみにボンネット前で撮影しながら手を出している撮影です)


(21RUPES使用後・・・・)

手相まで見えそうなくらにいい感じになりました。このレベルまで仕上がってくれれば
店頭に出す前の磨き作業効率もいい感じです~~。

ちなみにRUPESで同じ場所にバフを当てながら発熱を確認したのですが、シングルポリッシャーよりは
3分の1程度で温度を抑える事が出来ました。この結果には流石に驚きました。

ソリッド系のブラック色などの作業時にはかなり心強い仲間になると思いました。

まだまだ色々と試す事がありそうですが・・・・今回はここまでにしときまーす!!く(--)

そして夕方には無事にHONDA車のブラック色の入庫でした。

RUPESで始まり、RUPESで終われそうかな??(笑)