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フォルトコードP0045

2022年8月19日 at 8:53 PM
お疲れ様です。

さて今回は久しぶりに当店積載車のトラブル発生です。
レスキュー車がレスキューです。w(''_'')w

(TOYOTA/ダイナターボGパッケージ積載車)

(先日走行中にエンジンが一定以上拭けないことに気付きました。)

メーターを確認するとエンジンチェックランプ点灯。
お店まであと1kmぐらいでしたのでセーフティーモードの状況で静かに帰還しました。

早速新しく新調したばかりのNEWコンピューター診断機で診断。

するとやばいコードが出て来ました。 P0045(VNT系統)
そのまま作業モードにてVNTの作動点検することに。コンピューターから目標数値の開度に設定
VNT実開度は最初までは目標数値まで来ていたのですが目標開度50%を超えた辺りから誤差が。

60%を超えた時には数値は下向気味。最後には”制御不能”という最悪な結果に

この内容とコンピューター診断機の結果でいうと・・・・・タービン不良!?

新品・リビルト品と確認しましたがこれが実に恐ろしいす!!

新品ターボチャージャーだと17201(ASSY)で約50万円近い高額部品
さらにリビルト品でみても20万円前後は下らない内容。

ところがこれ直感的というかタービンは壊れてないという自信がありました。
それよりもこのイラストで言うコネクターが出ている部分がコンピューターユニット??
これが悪さしているのではと踏んでおりました。

そこでリビルト屋に確認して何処までリビルトなのかという質問を業者さまにさせて頂き
タービンはO/H済みだけど、肝心なユニットは異常が無ければそのまま”再使用”との事

場合によってはタービンO/H&VNTユニット新品もありえるからその都度、商品は
異なるから確認で聞いて下さいという業者さまからの正確な返答。

今回VNT不良がどうしても怪しいと判断。リビルトでタービン交換しても
VNT再使用品ではまた壊れる可能性が高すぎる。

今回問い合わせした業者さまは今ならタービンO/H&VNTユニット新品入れ替え済み
というお話でしたので最後まで総点検してから判断しようとタービン・ユニットの点検開始。

ユニットからタービンに繋いでいるロッド軸を取外してフリーにして確認しようと
したら・・・タービン側の軸が全然動かない。というか固着してる!?

もしや、コンピューター側は信号を正確的に出していてVNTもそれに従い
軸を調整しようとした時にタービン側のロッドが固着ならばエラー(不良)

一度タービン側の錆を落としながら軸をスムーズに指で簡単に動くように調整。
バッテリーも外して完全初期化してから再度エンジン掛けたら…何とチェックランプは消灯

(試乗・高速道路も走行してもその後、異常は出ませんでした。)

今回はタービン側の軸サビが原因だったみたでした。軸がフリーに
動かせるようになってから問題は全て解決されました。

理由がわかれば納得ですけど、わからない中での原因究明の作業は本当に辛いですね。(汗)
久しぶりにドッと疲れた作業の一日でした。

〇故障/エンジン一定以上拭けない。(セーフティーモード)エンジンチェックランプ点灯
〇診断方法/コンピューター診断機 フォルトコードP0045 VNT系統異常
〇修理/タービン側の軸の固着 ロッド外して円滑油・さび落としその他、配線類の確認


ご参考までに